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第34回日本分子生物学会年会フォーラムのご報告

去る2011年12月13日(火)に綜合画像研究支援のオーガナイズにより、第34回日本分子生物学会年会フォーラム『中枢神経シナプス動態の可視化』を開催いたしましたのでご報告致します。

日  時: 2011年12月13日(火) 19:50〜20:50
場  所: パシフィコ横浜 会議センター 3階303(第4会場)

〜第34回日本分子生物学会年会フォーラム〜

『中枢神経シナプス動態の可視化』


演 者: 岡部 繁男 先生
東京大学大学院医学系研究科 教授
オーガナイザー: 大隅 正子 理事長 認定NPO法人綜合画像研究支援 理事長、日本女子大学 名誉教授
山本 正幸 先生 東京大学大学院理学系研究科 教授

内容盛り沢山の第34回日本分子生物学会年会でしたので、フォーラムの開始時間は皆さまがだいぶんお疲れの19:50からでしたが、60名の方々のご参加を頂き、岡部先生の講演を熱心に聴講され、講演終了後は活発な質疑応答が行われました。講演では、サブミクロン〜ナノレベルの可視化技術を多角的に用いた岡部先生の研究成果が報告されました。

2光子顕微鏡法により、樹状突起とそこに形成されるシナプスが蛍光たんぱく質で赤と緑に染め分けられて可視化され、サブミクロンオーダーの見事な動的観察が示されました。中枢神経の回路がシナプスの生成、消失を繰り返しながら完成していく様子をあたかも自分で覗いているかのような納得の瞬間でした。さらに、時系列でのシナプス数の変化を計測した結果も示され、マウスでは3週でその数がピークとなるとはまさに驚きで、中枢神経系の基本回路が極々早い時期に完成されることを知り、我が子の幼児期にそれを助ける知的、身体的刺激をちゃんと与えて育てていたかなあなどと思いました。

また、2光子顕微鏡法のもう一つの特長である超深度三次元観察による神経回路の観察例も示され、その威力(平面[X-Y]分解能と深度[Z]分解能の両立)にも驚かされました。 加えて、シナプス構造の正確な解明のため、さらに高分解能な電子顕微鏡による観察も2光子顕微鏡法の補完的な重要情報を提供するものとして、別々の神経細胞から伸びた樹状突起の接点に形成されたシナプス断面構造のTEM(透過電子顕微鏡)像として示されました。

講演後は、当日の最終プログラムでしたので、討論時間をオーバーして活発な質疑応答が岡部先生と参加者の間で交わされ、盛況の内にフォーラムを終了することができました。

岡部先生、参加者の皆さま、ありがとうございました。

認定NPO法人綜合画像研究支援 事務局長 森 哲史

写真集

講演に先立ち趣旨説明する大隅理事長

座長をして頂いた山本先生

講演中の岡部先生

講演風景

講演後は熱心な質疑応答が続きました

講演終わって、3先生、お疲れ様です

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