お知らせ
<< お知らせ一覧へ戻る

日本植物学会第78回大会 シンポジウムのご報告

細胞の機能を3Dイメージングで観る

去る平成26年9月12日(金)、明治大学生田キャンパスにおいて、IIRSおよび日本植物形態学会共催のシンポジウム「細胞の機能を3Dイメージングで観る」を開催しましたので報告します。

日  時 平成26年9月12日(金) 14:30〜17:30
場  所 明治大学 生田キャンパス
共  催 日本植物形態学会、認定NPO法人 綜合画像研究支援(NPO IIRS)
オーガナイザー 鮫島正純(NPO IIRS)、大隅正子(NPO IIRS)

プログラム

はじめに
鮫島 正純(NPO IIRS)
1. 藻類バイオと電顕3D
大田 修平、河野 重行(東大・院・新領域)
2. 連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)による細胞小器官の形態観察
宮崎 直幸、村田 和義(生理研・形態情報解析)
3. 植物細胞壁高分解糸状菌の生存戦略
小笠原 渉、志田 洋介(長岡技科大・生物系)
4. X線マイクロCTを用いた植物の根および種子の3Dイメージング
唐原 一郎1、山内 大輔2、峰雪 芳宣21富山大・理・生物、2兵庫県立大・院・生命理学)
5. 植物細胞分裂のダイナミクスを2光子顕微鏡を用いて立体的に観察する
村田 隆(基生研・生物進化)
総合討論

写真左より大隅正子オーガナイザー、村田隆先生、宮崎直幸先生、大田修平先生、
唐原一郎先生、小笠原渉先生、鮫島正純オーガナイザー

3Dイメージングの発展により、細胞の微細形態のみならず、その機能を“観る”ことができるようになってきました。本シンポジウムでは、3Dイメージング法のうち、従来から活用されてきた連続超薄切片法、最新の方法であるSEM試料室内でダイアモンドナイフにより試料面を連続的に切断しながら、その面からの反射または二次電子像を連続的に重ねるSBF-SEM法 (Serial block-face scanning electron microscopy)や、ナイフで切削する代わりにFIB で行うFIB SEM 法 (Focused ion beam scanning electron microscopy、ソフトX線を利用したトモグラフィー法であるX線マイクロCT、および超解像顕微鏡の2光子顕微鏡を取り上げました。それらの装置を活用されている先生方から、それぞれの手法の説明があり、さらに最先端の研究成果をご紹介いただきました。

本シンポジウムが開催された大会初日の午後には、シンポジウムと一般口演が10会場で同時進行していましたが、本シンポジウムの会場は182席あり、前の方は多少余裕がありましたが、後方は時として立ち見の方がかなりおられましたことから、120名程度の参加があったのではないでしょうか。また、質問も活発で、準備した総合討論の時間を使い切ってしまうほどでした。多くの方が3D 情報を求めておられることを、痛感いたしました。そのような方々への研究支援と情報提供に、当認定NPO法人綜合画像研究支援が果たす役割の重要さを再認識しました。

最後になりましたが、本シンポジウムの講演を快くお引き受けくださいました先生方、そして共催してくださった日本植物形態学会に深く感謝いたします。

IIRS 鮫島正純

▲ページtopへ
<< お知らせ一覧へ戻る