お知らせ
<< お知らせ一覧へ戻る

公益社団法人 日本顕微鏡学会 第72回学術講演会シンポジウム
S-4 :「原子間力顕微鏡の最前線:細胞生物学へ再挑戦」

2016年6月14日(火) 13:05〜15:55
認定NPO法人 綜合画像研究支援
仙台国際センター(会議棟3F F会場)

シンポジウムの概略

Binnigによりトンネル顕微鏡とともに考えられた原子間力顕微鏡(AFM)は水中でも観察でき、理論的には電子顕微鏡レベルの分解能があるため、生物への応用が期待された。しかし、初期の段階では、探針を直接観察対象に接触走査し、その凹凸を記録、画像化することから、細胞膜の外表面の構造解析にのみ利用されてきた。また、走査速度や安定性に問題があり、光学顕微鏡とさほど変わらない分解能でしか観察できなかった。このため、AFMのための標本前処理や後処理も研究されず、また細胞内微細構造解析にも利用されないまま、何時しか細胞生物学の分野では使用されなくなった。しかし、ここ十年で顕微鏡の安定性や速度は改善され、in vitroでの実験が主流である生物物理学の分野では、理論分解能での分子構造や動きまでも記録することが可能になった。このため、標本作製法を工夫することで、組織内構造や細胞内微細構造をも観察対象になると考えられる。そこで、原子間力顕微鏡の最近の発展と細胞生物学への応用という観点から、何をどこまで明らかにできるかを考察、討議する。

プログラム

Part1
座長 :臼倉 治郎、成田 哲博

1. 13:05〜13:20(一般講演)
生体試料への新しいAFM技術 〜PeakForce Tappingによる生細胞とDNA二重螺旋〜
三井 圭太(ブルカー・AXS株式会社 ブルカーナノ表面計測事業部)
2. 13:20〜13:45(招待講演)
細胞・分子動態観察に向けたナノダイナミクス観察システム(BIXAM)の開発
伊東 修一(オリンパス株式会社 MST推進部)
3. 13:45〜14:10(招待講演)
多重周波数フォースモジュレーション法:細胞レオロジーの定量マッピング
岡嶋 孝治(北海道大学大学院 情報科学研究科)
4. 14:10〜14:25(一般講演)
コラーゲン線維分解におけるコラゲナーゼの動態のナノスペースビデオイメージング
中山 隆宏(金沢大学 理工研究域バイオAFM先端研究センター)
14:25〜14:35
休憩

Part2
座長 :臼倉 治郎、大隅 正子

5. 14:35〜15:50(一般講演)
脂質膜上におけるDNAオリガミナノ構造体の二次元自己集合化
鈴木 勇輝(京都大学大学院 理学研究科)
6. 15:50〜15:05(一般講演)
アミロイド線維の多型形成における構造動態のナノスペースビデオイメージング
中山 隆宏(金沢大学 理工研究域バイオAFM先端研究センター)
7. 15:05〜15:30(招待講演)
高速原子間力顕微鏡による生細胞における細胞膜動態の観察
吉村 成弘(京都大学大学院 生命科学研究科)
8. 15:30〜15:55(招待講演)
チップスキャンAFM、BIXAMによる膜細胞骨格構造解析
成田 哲博(名古屋大学大学院 理学研究科構造生物学研究センター)
▲ページtopへ
<< お知らせ一覧へ戻る